改製原戸籍(かいせいげんこせき)とは?

戸籍翻訳について

戸籍謄本(こせきとうほん)に改製原戸籍(かいせいげんこせき)というものがあるのはご存知ですか?

日本の戸籍は、法令の改正によって戸籍の様式や書き方などが変わります。このとき、新しい戸籍と入れかわり、使われなくなった古い形式の戸籍を「改製原戸籍(いせいげんこせき)」と呼んでいます。

現在の様式は、A4サイズで「横書き」のものでパソコンで文字が印字されたタイプのものです。

ひとつ前の様式は、A4サイズの「縦書き」タイプでした。

それ以前の様式はほとんど全て「縦書き」なので、横書きの戸籍謄本は最近になってやっと認められたものなのです。

もっと昔の戸籍謄本になると、手書きで作られているため、書いた人の筆跡がくせのあるものだったりすると、非常によみにくかったりします。

また、改製原戸籍から現在の戸籍の様式に変わる際、前の戸籍に書かれたものが全て記入されたりしません。

ですので、戸籍謄本を役所で出してもらう際に、現在の戸籍では載っていない過去の血縁関係等が必要な方のみ改製原戸籍(かいせいげんこせき)が必要です。